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札幌黄玉葱(小袋:3ml)

¥220 税込

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 本種は、札幌農学校教授のWilliam Penn Brooksによって導入された“Yellow Globe Danvers”(Yellow Danversの改良種)の順化種である。Danversは、マサチューセッツ州ボストン近郊の地名であり、Brooksもまたマサチューセッツ州出身である。彼は、William Smith Clark の後任として札幌農学校に着任し、タマネギ栽培を伝え広めた功績から、日本玉葱栽培の父とも称される人物である。日本での活動期間はおよそ10年間で、帰国後はマサチューセッツ農科大学で教鞭を執った。
 札幌と同様に、大阪府泉南地方にも“Yellow Danvers”が導入され、当地での選抜育種の結果「泉州黄」が育成された。“Yellow Danvers”は0℃~10℃程度の低温日が続いた場合、非常に抽苔しやすくなることから、マサチューセッツ州においても春まき栽培が行われていた。マサチューセッツは札幌と似た気候であり、「札幌黄」も春まき品種である。一方、大阪で育成された「泉州黄」は、秋まき栽培を続ける中で選抜され、秋まき可能な品種へと変化をとげた。現在、「札幌黄」を秋まきすることは困難と言われているが、「泉州黄」の育成のように克服した例はある。
 「札幌黄」という名称がいつ頃生み出されたのかは不確かだが、1906年11月発行の『植民広報』(北海道庁)には「イエロー・ダンバース(通称札幌黄)」の記述がある。また同著の記述によれば、当時、栽培は札幌にとどまらず、空知、上川、後志に普及し、青果を道外へ盛んに移出していたようである。
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採種地:北海道
発芽率:70%以上(2024年12月現在)
有効期限:発芽率検査月より1年
薬剤処理等:なし

※写真はイメージです

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