新大和2号西瓜(小袋:1ml)
奈良県を中心に広く栽培された大玉スイカ。果皮は濃緑色に縞があり、果肉は赤いという、今日わたしたちがイメージする最もスタンダードなスイカの外見である。
明治末期、既に渡来していた黒皮種と新たに海外から導入した「アイスクリーム」が自然交配、その中から優良系統の選抜が進められた。選抜の結果、大正15年、奈良県農試において「大和二号」「大和三号」「大和四号」が命名された。昭和4年、「大和三号」に「甘露」を掛け合わせた一代交配種「新大和」が誕生した。その後、「新大和」を固定化した「新大和一号」が登場した。「新大和」が人気を博し、雑種後代二代目、三代目などから生産したスイカが「新大和」や「新大和一号」として流通するようになり、この事態に対処するため、これらのスイカの総称として「新大和二号」が与えられた。「新大和二号」はその後、選抜が続けられ、一品種として確立した。
現在では、当初存在していた「新大和」や「新大和一号」ではなく、「新大和二号」が最もポピュラーとなっている。
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採種地:タイ
発芽率:80%以上(2024年10月現在)
有効期限:発芽率検査月より1年
薬剤処理等:なし
※写真はイメージです